feliA note

healing salon::feliAの活動記録。

ふらのわマスターコースレポート☆種取り編

千葉の畑での作業が終わり、摘んだフワフワの綿から種を取って、
「種」と「綿」に分別する過程に入りました。

布良本社に訪れると、スタッフの方からダンボール一箱分の綿を渡され、
そして昔ながらの種取りの器械道具の説明を受けました。

器械はこんな感じの、年季の入った昔ながらのもの。

130116-145725.jpg

ハンドルをキコキコ回しながら、地道に種と綿とを分別していきます。
これにもコツがあって、綿をあらかじめ薄ーく伸ばしておかないと、
器械のローラー部分にうまく入っていきません。

しかし私はこの種取りの器械とどうにも相性が悪いようで、
結局手でやった方が早いという結論に(笑)
普通の人は、器械を使う方が早いんだと思いますよ。
ええ、単に私が道具を扱うのが下手なだけです(笑)

でも種取りは、たとえ器械であっても、やっぱり時間が掛かる作業です。
何せ1つの蕾から綿が3つ採れるわけなんですが、その綿の1個1個に
また種が何個も入っている訳なので、蕾1つ分の種取りにかかる時間が
膨大すぎます…!!(←作業した人間にしか分からない苦労…)
そしてそれがダンボール箱いっぱいにある訳ですから…
かなり果てしない道のりです。

本当に綿って、手間のかかる作業なんですね〜
布良製品のお値段にも納得です。これだけ手間ヒマかけてるんだもの…
これから布良タオルを使う度に、そんなことを思い出しそうです。

そんなこんなで12月は、セラピー稼業以外の時間をほとんど種取りに
費やしていました。種取りをしている最中は他の事ができないので、
プライベートな時間の使い方としては、あまり効率的ではありません…(笑)
そしてクリスマスは、長野に出張施術に出かける事が決まったのですが…
「そうだ!特急あずさの中で種取りすれば暇つぶしに丁度いい!」
そんなことを思い立ったおかげで、旅のお供に綿も加える事になりました。

綿自体は結構かさばる代物ですが、ジップロックに詰めて、
中の空気を抜いて圧縮すればそれなりにコンパクトになったので、
スーツケースやら旅行荷物と一緒に電車の中に持ち込みました。
列車内では、作業する分だけを膝に乗せ、残りはジップロックに入れて
背中に敷きました。するとこの綿が程よいクッションに変身!!
ああ、こんなクッション代わりになるなんて、綿…便利かも(笑)

今回の長野出張は、出発が夕方だったので、車窓の景色は望めず、
おかげで絶好の作業タイム☆
黙々と種取りをしていたところ、隣に座っていたビジネスマンの男性が
「それは…綿花ですか?」と突然私に話しかけてきました。

私「はい、そうです」
男性「いやー、実は昨日テレビでそれ(綿花)を見たばかりでね。
   どこで栽培しているんですか?ご自宅ですか?」
私「いえ、オーガニックコットンの会社が無料研修をやっていて、
  それに参加しているんです。栽培地は千葉です」
男性「そうですか。企業でそんな試みがあるんですか〜。
   それにしても、手作業は大変でしょう。
   綿摘みとか、機械で出来ないんですか?」
私「機械もありますけど、やっぱり手仕事の良さがありますので。
  手で紡いだ綿は、本当にあったかいんですよ」
男性「趣味ならいいけど、ビジネスには出来ないよね〜。
   実は私も山梨に耕作放棄地を持ってて、綿花栽培はどうかと
   考えているところなんですよ。種蒔きはいつ頃ですか?収穫は?」
私「種蒔きは5月です。収穫は11月頃ですね。」
男性「そうですか…ふ〜む…(少し考え込んで)ありがとうございました。
   作業のお邪魔してすみません」

この50代くらいのビジネスマンの男性とは、
おそらく、種取り作業をしていなかったら、話す事は無かったでしょう。。
綿が繋いでくれた思わぬコミュニケーションです。

そしてさらに、松本駅で大糸線の電車に乗り換えたときには、
斜め向かいに座っていた女性が、
「まあ〜〜〜〜〜〜〜〜懐かしい!!!それ綿でしょう?!」
と大きな歓喜の声とともに私の方に歩み寄ってきました。

女性「懐かしいわ〜昔、私やっていたのよ、これ!
   私ね、76歳なんだけど、子どもの頃に家で綿紡ぎしていたの!
   いや〜嬉しくなっちゃったわ!!最近めっきり見かけなくなったから!」


本当に嬉しそうな表情で語りかけてくるおばさまに、私は何だか
とてもほっこりした気持ちになりました。
「触っていい?」と聞かれたので、どうぞどうぞ、と答えると、
おばさまは満面の笑みで懐かしそうに綿を愛でていました。
そして種を手に取り、

女性「このご縁に感謝して、この種を記念にいただいていい?」

この可愛らしい初老の女性の笑顔にノックアウトされてしまった私は
「もちろんどうぞ☆」と即答。
女性は遠慮がちに一粒だけ手に取られたので、
私は「一粒と言わず、もっとどうぞ!」と数粒プレゼントしました。

女性「ありがとう!ポットに蒔いて、久々に育ててみるわ♪」

一応これ、布良の会社の種なので勝手に他人にあげたりしたら
社長に怒られるな…皆さん、どうかこの件についてはご内密に
お願いしますよ!(※現時点で、全世界に公開済)

とまあ、そんなハートウォーミングなご縁があったりした
長野出張の往復(合計6時間)でも、まだまだ終わらない種取り…(呆然)
小学校の冬休みの宿題の算数ドリルと同じくらいの果てしない道のりです。
でも算数ドリルと違うのは、綿作業は癒されるってことですね!
算数ドリルにはどうやったって癒されませんからね!笑


そんな長野出張から帰って早々、布良社長から突然電話がかかってきました。
えっ…ま、まさか…

見ず知らずのおばちゃんに種をあげたのがバレた??!!
もしかして社長、見てた?!(驚愕)


…と一瞬胸の内に滝汗をかきましたが、

社長「あなたのブログにふらのわマスターコースのレポートがあるのを見つけて、
   すごく嬉しくてね〜。会報に載せたいんだけど、いいかな?」


ああビックリした。
いやもう、あんなお気楽駄文なレポートでよければいくらでもどうぞ〜。

(とりあえず、胸を撫で下ろして)

正月休みにコタツに入ってYoutube動画を鑑賞しながら
種取りの続きに取りかかり、、やっとこさ終わりました〜!!

ついでに、自宅の庭で育てた緑綿と茶綿の綿の種も、取り終えました!
茶綿の種が、数百個という単位で収穫できたんですが、
さすがにこんな膨大な量の種は自宅の庭では蒔けません…
う〜んどうしようこれ…

ちなみに私の正月三が日は、この綿の種取りと、山梨自然農講座で栽培した
古代米の籾すり(手作業)と、緑茶石けんを作っているうちに終了しました。
今年こそは寝正月しようと思っていたのに…のに…
ヒマさえあれば何か作ろうと思い立ってしまう自分の性分が悲しい(笑)

2013年からは、いよいよ綿打ち、そして糸紡ぎに入ります〜!
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